たぶせ在宅クリニック

和歌山市の訪問診療 たぶせ在宅クリニック

〒640-8264 和歌山市湊桶屋町10 M&MビルA号室
TEL 073-424-0207  FAX 073-424-0300

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いよいよ

新型肺炎の様々な影響が出ている中、3月になりましたね。
街中や車中の多くの方がマスクをしていますが、かなりの確率でマスク装着が甘かったり、マスクを手で触っています。
それではあまり意味がありません。
マスクをするならしっかりと装着して、極力手で触らないことです。
そしてマスク以上に大事なのは手洗いですので、徹底して頂ければと思います。


さて、4月1日に新しい在宅クリニックが和歌山市内に誕生します。
名前は、「ホームケアクリニック 城北の杜」
院長は、石田興一郎先生です。

私と同じく在宅での看取りも含めた24時間対応をされる予定です。
また現在私が対応していないエリアのうち、木ノ本や西庄も訪問エリアです。

私が開業時からmy missionにしていたことの1つ、「在宅医を増やす」が実現します。
そして今後も在宅医となる候補者はおられます。

6月で開業から丸3年。ということは私の在宅医引退まで、あと17年。
そろそろ第1段階(初期)は終了して、第2段階(中期)に入る時期に来ている予感です。

私が見ている景色は少しずつですが確実に3年前と変わり始めています。
でも、まだまだやるべき事は山積み状態なので、1つずつ行動したいと思います!
 
 

2020-03-01 23:44:47

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日はまた昇る

約10年前、御坊の病院で勤務していた時、まだ医師になって5~6年目の頃のお話しです。

日高地域在住の40代の女性の方が大学病院血液内科から転院されてきました。
病名は「白血病の疑い」で、精密検査の結果が出るまでの間、地元の病院に転院して結果を待っていて欲しいという依頼だったと思います。

患者さんの状態はまだ重症ではなく、普通の生活をされていましたので、入院中といっても特に治療をしていたわけではありません。
しかし結果次第では「白血病」が確定するわけですから、ご本人は凄く落ち込んでおられました。
私もまだまだ未熟な医師だったので、ご本人にどう接したらよいか分からず、病室への回診も最低限しか行わず、しかも回診しても会話がほとんどありませんでした。

そして数日後に「白血病」という結果が出ました。
検査結果は大学病院の担当医から直接本人に伝えられ、翌日大学病院に戻ることになったと私に連絡がありました。

白血病ということは、大学病院で大変厳しい抗がん剤治療が待っています。
その結果、効果がなければ亡くなることも十分あり得ます。


その日の夕方、最後の回診に行きました。
西日の入る個室にたった独りでベッド上で泣いておられました。

しばらく声を掛けることが出来ず、でも退室することも出来ず、ただただ泣き止むのを待っていました。
どれくらい時間が経ったか覚えていませんが、少しずつ会話が出来るようになりました。
会話の終わりに、「先生だって(塞ぎ込んでいる)私のところに来にくいのに、毎日来てくれてありがとう。」と小さな声で言われました。

咄嗟に出た私の言葉が、「日はまた必ず昇ります。大学病院でしっかりと治療を受けて下さいね。」

その瞬間、西日の当たるご本人の表情がパッと明るくなりました。


その後、この患者さんが大学病院でどうなったかは分かりません。
しかし私にとっては、患者さんから教えてもらった貴重な経験として、深く心に刻んでいます。





新型肺炎の影響や風評被害が和歌山のあちこちで出ています。
2月と3月の勉強会、研修会は全て中止/延期となっています。
気持ちまで暗くなりがちですが、平穏はまた必ず戻ってきます。
日々の感染対策をしつつ、その時を待ちましょう。

2020-02-22 00:35:50

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仕方ないですね

3月5日の和歌山市第4在宅医療介護連携推進センターの研修会も、新型肺炎の関係で延期になりました。
主催者によると、既に満席寸前だったとのこと。
多くの方が申し込みされていましたから、時期が来れば必ず開催したいと話されていました。

新型肺炎の影響が、早く収まりますように。
 

2020-02-19 17:26:48

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【緊急告知】

明日予定されていた、和歌山市在宅医療サポートセンターの勉強会(連絡協議会)は、新型肺炎の関係で延期となりました。
楽しみにされていた方には申し訳ありませんが、年内には必ず開催したいと考えておりますので、ご了解下さいませ。

 

2020-02-18 13:51:30

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告知②

告知の続きです。

●3月5日(木)、14時~16時、第4在宅医療介護連携推進センター主催の研修会です。
  パンフレットには書かれていませんが、今回は「非がん」の在宅看取りがテーマです。
  昨日皆で打ち合わせを行ったのですが、2時間では全然足らないほど様々なアイディアが出ました。
  平日の昼間に参加して頂くだけの価値のある研修会にしたいと思います。
  是非、ご参加下さいませ。


和歌山市第4在宅医療・介護連携推進センター
http://www.zaitaku-wakayama.net/info/index.html#a200305





2020-02-07 05:49:21

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告知①

在宅医療に関係する2つのイベントの紹介です。
もう1つも近日紹介予定です。


●2月18日(水)、19時45分~21日、和歌山市在宅医療サポートセンターの勉強会(連絡協議会)です。
 今回のテーマは、「グリーフケア」で、訪問看護師さんと私がお話しします。
 医師会の主催ですが、医療/介護関係の方なら、どなたでも参加出来ます。
 申し込みしていなくても当日参加可能で、場所はビッグ愛4階です。





●3月1日(日)、14時~16時、和歌山県庁主催の人生会議のイベントです。
 医療従事者、市民どちらも参加可能です。
 申し込みは県庁医務課で、本日(2/4)時点ではまだまだ空きがあるとのことでした。



2020-02-04 12:38:58

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この春の動き

この春の和歌山での在宅医療での動きが少しずつ見えてきました。

・在宅クリニックの新規開業(私が開業のサポートをしています)
・某病院が在宅医療を開始
・既存クリニックの在宅部門の拡充
・訪問看護ステーションの新規オープン
・サービス付き高齢者住宅(サ高住)の新規オープン
・市外/県外の組織が和歌山エリアを虎視眈々と狙っている etc

患者さん側としては、選択肢が増えることはとても良いと思います。
しかし今、在宅医療に進出するというのは、それぞれの狙いはどこにあるのでしょうか?
何事も表と裏がありますから、その見極めが大事です。


大きい組織にいた頃は、「患者さんの利益 < 組織の利益/しがらみ」ということが往々にしてありました。
独立した今は利益やしがらみに左右されないように特定の組織に属さず、また自分自身とクリニックの業務規模を律しています。

病院とか大きい医療法人のクリニックが本気出して在宅医療を拡充されたら吹けば簡単に飛ぶ小さなクリニックですが、それでも積極的に選んで頂けるように、私自身が学ぶべき事/やるべき事はまだまだあります。

これからもお一人お一人の状況に応じた丁寧な対応させて頂きます。



私のクリニックの「裏」は・・・





利用された皆様や見学に来られた方、同業者ならご存じですよね^^。


 

2020-02-02 19:09:14

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新年のご挨拶

2020年になりましたね。
今のところは暖かい日が続いていますが、これも気候変動の影響なのでしょうか?


さて、昨年は皆様方に大変お世話になりました。
大きな事故もなく仕事に専念でき、お看取り数は1年間で50人(がん42人・非がん8人)でした。
上記以外に病院で最期を迎えた方が12人(がん9人・非がん3人)おられます。

全国の在宅医の間では、質の高い在宅医療を提供するためには医師1人当たり年間50人までのお看取りが妥当とされています。
実際にその人数を担当してみて、これ以上は無理であることを実感しました。
開業してまだ2年半ですが、在宅医療の認知度が高くない和歌山でも「志さえあれば出来る」ことは示せたと考えています。


私自身の課題や挑戦するテーマは決まっています。
在宅医療を根付かせる活動も継続します。
今年も走りっぱなしの1年になりそうですが、皆様どうぞよろしくお願いします。

 

2020-01-04 23:29:52

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静岡がんセンター②

がんセンターのお話しの続きです。

勤務が始まってからは、それはもう大変な世界でした。
カンファレンスでの専門用語や略語が全く聞いたことがない単語ばかりで、日本語で話しているのに何を言っているのか全然分かりませんでした。
仕事は7時半~18時まででしたが、時間厳守で少しでも遅れることは許されませんでした。
カンファレンスもダラダラするのではなく、端的に要点だけのプレゼンを求められます。
スタッフの先生方は想像を絶するほど激務なのに、人前では「忙しい」とは絶対に言いませんでした。
どんなに忙しい時でも、電話対応や頼まれごとを断らずに引き受けます。

和歌山の田舎から出てきた私には、世界を相手にしている真のプロの姿勢を見せつけられました。
あまりの厳しさに途中でやめるレジデントもいましたが、教授を口説き落とした手前、「負け犬状態」で和歌山に帰る訳にもいかず、とにかく必死で2年間走りきりました。
全く優秀なレジデントではなかったですが、私にとってはお金では買えない貴重な経験と財産を得ました。
そしてこの2年間で自分の立ち位置/役割というものを非常に意識するようになりました。



先日、抗がん剤治療中の患者さんの在宅療養の支援目的で大病院より紹介を頂きました。
その患者さんは抗がん剤の副作用の吐き気/嘔吐でとても苦しまれていました。
病院の主治医先生は複数の制吐剤を出されていましたが、効果は出ていませんでした。

私はがんセンターで学んだ知識を使って、ある薬を処方したところ、一発で吐き気・嘔吐が止まりました。
患者さんはもちろん喜んで下さいましたが、私も静岡で頑張ったことが今でも役立ったことが嬉しかったです。





和歌山市内で醸造している世界初の麹から作る発泡酒だそうで、お店で勧められて頂きました。
あっさりとしたお味で、通常のビールよりも飲みやすかったです。

オリゼーブルーイング
https://oryzaebrewing.com/

2019-11-13 22:52:13

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静岡がんセンター

私は以前がんセンターで勤務していたことがります。
和歌山にはがんセンターがないので馴染みがない人も多いと思います。

何故がんセンターで勤務したかというと、抗がん剤治療の専門的な経験を積むためです。
何故抗がん剤治療の経験を積もうと思ったかというと、緩和ケアに必ず役立つと考えたからです。

がんと診断された患者さんが手術が出来ない状態であれば、否が応でも抗がん剤治療しかありません。
そして抗がん治療が終わると、緩和ケア専念となります。
つまり多くのがん患者さんは抗がん剤治療を経験することになります。

しかし抗がん剤治療の専門的な経験を積める病院が約8年前は和歌山にはありませんでした。
将来、自分が緩和ケアの仕事をするのに、抗がん剤治療の経験は必須と考えました。
そこで当時の教授に志願してがんセンターでの勤務を希望しました。
当初は許可が出なかったのですが、1年以上かけて教授を口説いて、というか私の説得を諦めてもらって許可を頂きました。


私が勤務した静岡県立静岡がんセンターは、消化器内科の世界では全国トップ3の病院でした。
名前の通り、がん患者しか診ない、がんの治療と研究に特化した病院です。
(がんセンターの目の前で交通事故があっても、救急車は別の病院に行きます)
研修医は雇用しておらず、一番若い医師で卒後5年目で、私は卒後8年目で行きました。
大学病院の系列には属さず、全国からがん治療/研究をしたい医師が集まっていました。

医師の身分はスタッフとレジデントというたった2つだけです。
レジデントは私のようにがん治療を学びたい若い医師で、2~3年の雇用契約で、その後は業績を認められたレジデントだけがスタッフへ昇格、それ以外のレジデントはがんセンターを去るのみの2択でした。

各科に凄腕のスタッフがいますから、患者さんは地元の人だけでなく遠方からもやってきます。
静岡がんセンターは新幹線の三島駅に近いので、東は東京、西は名古屋からでも来ていました。

院内も素晴らしい設備と人員が揃っていて和歌山では見たことのない病院環境で、勤務前は楽しみでワクワクしていました。
しかし、勤務が始まって1週間で私の顔から血の気はなくなりました・・・。

続きます。

2019-11-07 23:48:26

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