たぶせ在宅クリニック 和歌山市の訪問診療

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院長コラムhead doctor’s blog

院長ブログを始めます18.3.6

日々の診療

院長の田伏です。

私はブログやツイッター等のSNSは全く使っていません。

しかし在宅医療の広めるにはブログで日々の診療風景や出来事の紹介、在宅医療制度を取り巻く制度の紹介などを行った方がよいとの多く声を頂き、ブログを始めてみることにしました。

在宅医療はまだまだ一部の人しか知らないのが現状です。

私のところに紹介されてくる患者さんもほんの氷山の一角でしょう。

もっと早く病院から紹介されていれば、もっと多くの時間を楽に自宅で過ごせたのにと思う患者さんもたくさんおられます。

がんの末期状態でがん性疼痛や呼吸苦が明らかにあるのに医療用麻薬を処方していない「がん診療拠点病院」からの紹介もあります。

この主治医先生は自分や自分の家族が同じ病状でも医療用麻薬を処方しないのでしょうか?

ご本人とご家族が自宅への退院を希望し、我々も受け入れ準備が出来ているのに、「発熱がある」という理由だけで退院を許可なさらない「がん診療拠点病院」の先生がおられます。

がんの末期で発熱があるのは病状的になんらおかしいことではなく、入院を延長しても解熱する根本的治療法がないのはその先生も知っているのに・・・。

この患者さんは結局退院するタイミングを失い、在宅への希望を叶えることなく病院で亡くなりました。

まだ開業して1年も経っていないのに、本当に驚くことばかりです。

問題は山積みですが、この状況を少しずつでも改善していきたいと本気で思っています。

私自身、まだまだ成長途上の在宅医ですので、至らないことも多く悩みながら診療を行うこともあります。

ベテランの訪問看護師さんと在宅での方針が調整を要することだってあります。

ただどんな時も目の前の問題から逃げずに常に今の私のベストを尽くすことだけはお約束致します。

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

犬

 

家族さんの大切な家族であるワンちゃんとも仲良くするのも大事な仕事です。

訪問開始期は咬まれましたが、今は非常になついてくれて、診察中はずっと私にべったりです。