もうすぐ開業して1年ですが、本当に多くの学びがありました。

一人の人間としても少しだけ成長できたと思います。

毎日訪問診療に明け暮れていますが、その合間で和歌山市の在宅医療をどうしたらもっとレベルアップできるかを考えています。

私の頭の中のイメージ図を作ってみました。

まずはとにかく在宅医を増やさないといけない。それも多職種ときっちりと連携の出来る「マトモな」在宅医が必要です。

若手医師の中には数年後に在宅医への転身を考えている人達がいますので、最大限サポートします。

和歌山県外での在宅クリニックでの研修の紹介斡旋や当クリニックでの研修も対応する予定です。

看護師、薬剤師、介護職、福祉職の方には日々の訪問診療以外に講演、勉強会、見学に協力しています。

市民への啓蒙は、市民向けイベント(リレーフォーライフなど)に協力しています。

ボランティア養成は、今のマンパワーではまだ対応できないので、近い将来の目標です。

行政機関(県、和歌山保健所)とは、会議等で意見交換をしています。

若年者がん患者のサポートは私が勤務医時代から拘っているテーマで、今後も引き続き活動します。

勤務医への啓蒙は、もっと在宅医療を知ってもらうために、勉強会等を行います。

研究活動はこれから動き出しますが、まずは7月に和歌山の研究会で発表します。

グリーフケアは、当クリニックでお看取りをしたご家族で希望があれば、自宅へ訪問したり電話でお話しを伺っています。

どの項目もまだまだ未熟ながらも、「とにかくやってみる」という気持ちで活動しています。

5年後、少しでも目に見える結果が出れば嬉しいですね。

ご意見あれば、どうぞよろしくお願いします。