院長コラムhead doctor’s blog
いつもの光景25.11.3
訪問診療をしていると、様々な場所を通りながら現場に行きます。
その中から2か所をご紹介します。
私のクリニックからほど近い会社のビルは、建築から数十年は経っていそうな経年変化を認めますが、
そのビルの全ての窓ガラスは、年中いつでもピカピカに磨かれています。
掃除担当とおぼしきご年配の社員さんが窓を磨いている姿も時々目撃します。
窓が常にピカピカなのは、会社の経営者の方針なのかこの社員さんの性格なのかは分かりませんが、いつ見ても気持ちが良いです。
きっとビル内も綺麗に掃除されていることでしょう。
もう1か所は、私が長く訪問診療を担当している患者さんがお住まいの古い分譲マンションです。
ここには管理人さんが常駐されているのですが、とにかく掃除が行き届いています。
かなり大きいマンションですが、エレベーターの中や廊下の細かいところまで、常にお1人で黙々と掃除されています。
会社のビルの社員さんもマンションの管理人さんも仕事なので、綺麗にするのは当たり前といえば当たり前です。しかし適当な仕事をする人も世の中には少なくありません。
「神は細部に宿る」
私は神ではありませんが、患者さんとご家族に対して提供する私の在宅医療の細部は、私は自己満足と思っています。
ただ私の自己満足を患者さんとご家族さんに喜んで頂けると、それに勝る喜びはありません。
