院長コラムhead doctor’s blog
最近感じたこと①25.8.22
投稿の間隔が少し空きましたが、暑さに負けず訪問しています。
7月は少し落ち着いていましたが、今はまた走り回る日々です。
今回は最近感じたことを書きます。
①在宅医療を行う医療機関は増えたけど・・・
在宅医療を提供する医療機関は在宅クリニックだけでなく、既存のクリニックや病院も行っています。
私が担当している患者さんが入退院する時や新規依頼時に様々な方と連絡を取りますが、以前に比べて「雑」な対応が増えています。
具体的には、私が伺った情報や紹介状に記載されている内容と患者さんの状態が大きく異なるケース、新規依頼時にご本人の病状等を確認しようとしても「詳しい事は分かりません」と平然とおっしゃるケース、担当されている在宅医と本人/家族さんが方針が合わずに主治医変更のケースでは、前の担当医の対応が私ではあり得ないやり方だったり・・・。
医療経営を取り巻く環境は厳しさを増しているので、単価の高い在宅医療へのシフトは全国的な流れですが、そもそもの動機が「在宅医療をしたい」と「経営上在宅医療もせざる得ない」では実際のサービスに差があってもおかしくないですよね。
一時期は新規依頼が減っていましたが、最近は以前と同じペースまで戻っています。
依頼が減っても私は営業活動の強化はしていないので、依頼数が回復したのには相応の訳がありそうです。
自他ともに認める私の頑固さは長所でもあり短所でもありますが、質の高い在宅医療の提供をブレずに追い続けます。

私がお看取りした患者さんの立派なポータブルトイレですが、ほとんど使わずで綺麗なままでした。
ご家族さんより引き取って欲しいと頼まれ、困っている人へ引き継ぐことが出来ました。
これもご縁ですね。