たぶせ在宅クリニック 和歌山市の訪問診療

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院長コラムhead doctor’s blog

時代遅れの医療なのか!?26.3.18

在宅医療

先日令和8年度の診療報酬改定が発表されました。
我々医療者にとっては、2年に1度の診療報酬改定から目を離すことは出来ません。

在宅医療の領域では大きな変化がいくつもありましたが、私に直結しているのは在宅医療を主としているクリニックへの診療報酬です。

詳細は省きますが、今回の改訂の方向性は「集約化&中規模化」です。
これは私のような院長が独りで運営している小規模の在宅クリニックは、近い将来淘汰していくという国のメッセージを暗に意味しています。

以前からこの方向性は必ず実装してくると予想していましたが、今回遂に動き始めました。
今回の改訂でいきなり経営が成り立たなくなることはないですが、今後2年毎の改訂で「集約化&中規模化」への圧力を高めていくことは確実でしょう。
私のような小規模クリニックは、中規模への転換か又は収入を減らしながら細々と続けるかの選択を迫られます。

じゃあ中規模化(常勤医師3人以上)すればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、規模が大きくなれば質が落ちるのは必然なので、それでは私の初心から離れていくことになります。

お1人ずつ真正面から向き合うためには、時間と労力が必要です。
心を込めて向き合えば、ご本人とご家族には本当に喜んで頂けます。
「もう治療はない」と説明された患者さんであっても、提供できるホスピスケア&医療があります。
それだけのために私は在宅医の道を選びましたので、中途半端な在宅医療を提供したくはありません。

でも、私のような考え方の在宅医療は許されない時代の変化が徐々に迫っているようです。
まだ数年の猶予はありそうなので、どこまで私は己の信念を貫けるのか自問自答する日々が続くことでしょう。

お猫様は自由です。
でもきっと猫には猫の悩みがあるのでしょうね。