たぶせ在宅クリニック

和歌山市の訪問診療 たぶせ在宅クリニック

〒640-8264 和歌山市湊桶屋町10 M&MビルA号室
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お知らせ

現在、新患さんが集中していまして、新規受け入れを中止しています。
神﨑先生担当の神経難病の方のみ、1~2名なら受け入れ可能です。

新規受け入れの再開予定は、早くても10月4日(火)以降の予定です。
訪問診療の質を下げてまで数を増やすことは、開業以来ずっと私の方針ではありません。
大変申し訳ありませんが、どうかご容赦下さいませ。
 

2022-09-20 18:37:01

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是非1度ご覧下さい

今年3月11日のブログで書いた内容の後日談です。

3月11日のオンライン勉強会は関本剛先生の会でした。
4月19日に永眠されたので、その約1か月前でした。
がんによる症状があるにもかかわらず、関本先生は熱心に我々参加者にお話しをして頂きました。
勉強会の最後に、自分の葬儀の時に流す動画を元気な時に作成してあるんですとおっしゃっていました。

その動画が公開されています。

1000人を看取った緩和ケア医、45歳の死 がんに侵されながらも「自分らしさ」貫いた最期の日々 - YouTube




作家の五木寛之さんなど多くの方々が、「がんほど有難い病気はない。何故なら旅立つまでに色んな事が出来る時間が残されているから。」という趣旨のお話しをされています。
確かにその通りですが、それが分かるのはやはりある程度年齢を重ねられていて、人生の大半の事(家族、仕事、趣味etc)を経験済みの方だと思います。
40代で末期がんとなって冷静に過ごせることはないのが普通ですが、関本先生はこのような動画を亡くなる2年以上前に作成していて、ギリギリまで患者さんの診療をされていたのは、同じ世代の在宅医として本当に言葉で表現出来ないです。

私は普段から「人の死」に関わっていますので、死が迫った患者さんが様々な後悔を口にするのを直接聴いています。
ですので、仕事も趣味もストイックにやっています。

人間独りでは生きれませんから、家族/友人/仲間は必要不可欠な大切な存在です。
でも死が迫った時に残りの人生をどう生きるかは、究極的は自分次第です。

皆様は関本先生の動画をご覧になって、どのように感じられたでしょうか?
私が尊敬する在宅医 関本剛先生のご冥福を、改めて心よりお祈りします。

2022-09-10 22:01:46

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新型の点滴ポンプ

在宅医療で使うデバイス更新の第2弾です。

入院でも在宅でも点滴を行うことはあります。
通常の点滴というと1本500mlが多いのですが、病状によってはごく少量の点滴を行う機会があります。

どれくらい投与量が違うかというと、夏場の脱水/熱中症では1本500mlを1時間で点滴することもありますが、微量点滴の場合は1時間で0.1mlから開始します。
この時に使用する点滴ポンプにも種類があって、通常タイプと微量タイプがあります。

私のクリニックでは微量タイプを2台所有していますが、出番は数カ月に1回程度です。
なので2台あれば十分ですが、昨年新型の微量ポンプが発売されたので1台購入しました。

この新型、スマホ連動型で超小型なんです。
従来型は操作部、ポンプ、注射液をセットする部分が全て本体に一体型なんですが、新型の本体(写真のピンクの物)はスマホから無線で飛ばす操作情報を受信してポンプにその情報を送るだけで、ポンプ&注射液セットが別々になっているために小さくて軽いです。


下の大きい方が従来型です

初めはスマホでの操作に戸惑いましたが、慣れてしまえば旧型と同じように簡単に使用出来ます。
これからは新型ポンプに活躍してもらおうと思っていますが、出番が数カ月に1回なのは変わりません・・・。
 

2022-09-03 09:38:20

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dual SIM機能

酷暑とコロナ第7波の真っ只中ですね。
仕事以外はほとんど外出せずに、嵐が過ぎるのを待っています。

そんな中プライベート用のスマホが古くなったので、最近買い替えました。
スマホはプライベート用と仕事用の2台持ちだったのですが、今回の買い替え時に色々調べていると、1台のスマホに2つのSIMが使えるdual SIMという機能があることを知りました。
これに対応している機種を買うと、2台を1台にまとめられるため、この機能搭載のスマホにしました。

長らくシャープ製のスマホだったのですが、今回はソニー製です。
同じandroidスマホなので、使い方はほとんど一緒ですがメーカーが違うと微妙に異なりますね。



ネット購入しましたが、あっけないほど簡単に機種変更が済みました。
初めてのdual SIMも問題なく使用出来ていて、2台持ちの煩わしさから解放されました。
もっと早くにdual SIM機能に気付いていれば良かったです。

ソニーのスマホはカメラ機能が高性能らしいので、少しずつ練習してみようと思います。
 

2022-08-14 23:29:48

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穏やかに死ぬ力を引き出すためには

前回の続きです。
タイトルだけ一見すると穏やかではありませんが、お付き合い下さい。

患者さんも家族さんも皆が望む「最期は穏やかに過ごしたい」と、ヒトに備わっている(かもしれない)「穏やかに死ぬ力」の両方を引き出すためにはどうすればよいのでしょうか?
この問いに対する完全な答えはまだありませんが、現時点で私が感じていることを書きます。

①医療者として最善を尽くしたか?
身体的な症状緩和だけでなく、メンタル面も含めた苦痛緩和を行っているかは絶対的な必要条件です。
これらは薬剤の駆使だけでは実現しません。患者さん/家族さんの性格や人生観、その日の病状に応じた距離感を常に現場で考え、自然体で相手の懐にいかに入って心身両面の苦痛緩和を図ることが重要と考えています。

②「穏やか」を邪魔するモノを極力減らす努力を尽くしたか?
死が間近に迫った時は、通常の常識が逆に「穏やか」を邪魔することがあります。
最も分かりやすい例が点滴です。

死が間近な状態では、もはや水分もほとんど不要となります。
その状態では、無理に点滴をしても内臓では吸収/利用出来ずに、体中にただ溜まるだけです。
しかし、一部のケースで点滴を強く希望されることがあります。
そんな時は、点滴をして欲しい理由を確認した上で、点滴を行うことの弊害を説明します。
説明で納得される方もいますが、それでもなお希望であればやむを得ず施行しますが、行えば行うほど「穏やか」な状態から離れていきます。
点滴を一例に挙げましたが、他にもケースによって様々な事があります。


患者/家族さんも我々在宅スタッフも人間ですから、多種多様な想い、事情、思惑が交錯する中で在宅医療は日々行われています。
「穏やかに死ぬ力」があるかどうかを私が証明する自信はありませんが、答えのない命題を意識しながら今後も自分の役割と向き合っていきます。
 

2022-07-31 22:39:04

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必死に生きる力と穏やかに死ぬ力

暑さとコロナ第7波の真っ最中ですが、私も神﨑先生も変わらず訪問診療をしています。
今回は終末期に関する本質的な話題を書こうと思います。
ちょっと難しいかもしれませんが、どうぞお付き合い下さい。


最近復習を兼ねて、以前読んだ本を読み返していました。
その中に、ヒトには「生きる力」があるだけでなく、「死ぬ力」のあるのではという一節がありました。

医療者なら誰しも経験あることですが、入院中の患者さんにあらゆる治療を行って助からないと判断しても、回復して退院する人がたまにいます。
終末期を担当している私の経験では、訪問診療開始時に余命1か月以内と考えていても、6カ月~9カ月担当するケースが年に3~5人あります。
一体何が良かったのかは分かりませんが、年齢とか体格とかは関係ないです。
私の在宅医療での経験では、患者さん本人に余計なストレスが全くorほとんどない人が多いような気がしていますが、とにかくヒトには「生きる力」が備わっていると考えられます。


さて今日の本題の「死ぬ力」についてです。
「生きる力」と二律背反の「死ぬ力」はヒトに備わっているのでしょうか?
そもそも「死ぬ力」って何でしょうか?

この問いに対する科学的/医学的な答えはまだありません。
ですので以下は全て仮説や経験談です。
ヒトがもう助からない病状で死が直前に迫った時、眠らせる薬を使っていないのに自然に寝たまま(傾眠といいます)となることがよくあります。
死のどれくらい前に傾眠が出るかというと数時間前~数日前です。
傾眠の考えられる医学的理由としては、低血圧、低体温、電解質異常(ナトリウム/カリウム/カルシウムetc)、尿毒症、低血糖、肝性脳症、ナルコーシス(CO2貯留)などがありますが、これらでは説明出来ない傾眠も日常的に経験します。

もしヒトの脳が死が不可避の状態と判断して、最期の苦痛を感じなくさせるために傾眠状態を指示していたら・・・。
傾眠状態の患者さんの表情は皆さん穏やかなので、恐らく苦痛は感じていないと考えられます。
寝ているのにどうしてそれが分かるかというと、傾眠中に看護ケアとして体の向きを変えたり着替えたりする時に、苦痛や痛みを感じると眉間に皺が寄ったり、手で払いのける動作をするからです。そして看護ケアが終わると、元の穏やかな傾眠に戻ります。


もしかしたら、高度な頭脳を持つヒトにはその高度さ故に、「必死に生きる力」と同時に自然に傾眠となる「穏やかに死ぬ力」があるのかもしれませんね。
私達が担当する患者さんと家族さんは百人百通りですが、唯一共通するのが「最期は穏やかに過ごしたい」です。
もしヒトに「穏やかに死ぬ力」があるのなら、それを引き出せるように努めるのも在宅医の役割だと私は考えています。

一体どうしたら「穏やかに死ぬ力」を引き出せるのでしょうか?
長くなったので、続きは次回に。
 

2022-07-24 22:42:00

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クルマの中

夏本番ですが、今年は特に湿気も多く、余計に体力を奪われますよね。
訪問先のお宅は、当たり前ですが様々です。
必ずしも全ての家でエアコンが効いている訳ではありません。

そもそもエアコンがないお宅もありますし、エアコンのスイッチが入っていても暑いお宅もあります。
この時期はそのようなお宅を出る時には汗だくになっていますから、クルマの中で涼まなければいけません。

我々在宅医にとって、聴診器と同じくらいクルマは大切な道具です。
クリニックから歩いて往診する患者さんは滅多にいませんので、ほとんどはクルマで移動します。
シビアな内容の面談をした後、次の患者さんのお宅までの移動中に好きな音楽を聞きながら私の気持ちをリセットします。
訪問先でストレスが溜まった時の気持ちの切り替えするのも、眠たい時にたとえ寝れなくても休憩するのもクルマの中です。

クルマの中でどう時間を使うかは、在宅医にとって大切な事の1つです。
私ができるだけ良い状態で訪問できるように、いつも心掛けています。



急な暑さによる温度変化についていけず、仲良し兄弟は少しだけ体調不良がありました。
徐々に慣れて、今はまた元気になっています。
私は獣医師ではありませんので頼りないですが、一応彼らの在宅医です。

2022-07-11 00:04:51

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尊敬する先生が

短い梅雨が過ぎ去り、すっかり夏ですね。
暑さに適応しつつ、今年もしっかり暑さ対策をして、酷暑を乗り切りたいと思います。


私が尊敬する在宅医の山崎章郎先生が院長職を退かれ、名誉院長になられたというニュースを知りました。
ご存じない方もおられるかもですが、日本の在宅医をリードされてきた著名な先生のお一人です。
私が東京で修行している時に、1週間見学に行かせて頂き、短い期間ですが多くのことを学ばせて頂きました。

まだ訪問診療は継続されると聞いていますが、やはり70歳を超えると24時間対応の在宅医を続けるのはキツいですよね。

山崎先生の集大成のような動画が配信されているので、ご紹介します。

津田塾大学創立120周年記念特別対談「エリザベス・キューブラー・ロス、そして命を語る」 - YouTube


この動画を拝見して、自分のスキル不足を痛感する箇所がありました。
常に「最新の知識や技術」が求められる高度先進医療とは違い、在宅医療は「経験」というのも非常に大事な分野です。
我流になり過ぎないように、先輩Drから多くを学びたいと常に考えています。


我が家の保護猫兄弟は、今日も元気です。
寝る場所は時間によって変わるのですが、何故かこんな狭い籠も好んで寝ています。
もっと広い猫用ベッドがあるんですが、狭い所が落ち着くという猫の習性ですね・・・。


 

2022-06-28 22:55:20

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道を極める

郊外では田植えの季節ですね。

昨年、ある武道で頂点を極めた方の在宅医療を担当させて頂きました。
初回訪問で自宅へ伺うと、部屋中一面に大会でのトロフィーや賞状がずらりと置いてありました。
社会人の全国大会で優勝されたこともあったそうです。

私が担当した時にはもう武道は出来ない状態でしたが、ベッド上に道具を置いていつも触っておられました。
その道具に興味を示すと、嬉しそうに解説してくれ、道具の持ち方を教えて頂きました。
道具は闇雲に使用すれば良いのではなく、いかに力みをなくして瞬間的な動きが出来るように鍛錬を重ねるのが難しいとも話されていました。
全国大会で優勝する程の腕前ですから、試合開始で向かい合った時の、相手の立ち居振る舞い、道具の持ち方、表情や視線の動きで、どのくらい強いかは大抵分かったそうです。

人生の後半は仕事の合間に、受刑者の出所後の更生のお手伝いをボランティアで長くされていたそうです。
あまり詳しくはお話されませんでしたが、恐らく大変なご苦労があったと推察します。
道を極められた方、普通では出来ない役割を担われた方の言葉には、やはり重みと凄みがあります。
私は武道ではなく在宅医という道を歩んでいますが、会話の中で幾つもの学びを頂きありがとうございました。

ベッドから見える外の景色は、田植えが終わった稲の新緑と蛙の大合唱でした。




「古の人は道のために道を歩む。今の人は名利のために歩む。」

ある高僧のお言葉です。
この方を担当させて頂き、この言葉を改めて痛感しました。
私も自分が信じる道をブレずに歩みたいと日々心掛けています。
 

2022-06-07 23:11:15

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リフォームが終わりました

クリニックのリフォームが多くの方のご協力で終わりました。
皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。

仮事務所で仕事をしながらのリフォームというのは、事前に想像していたのよりも遥かに大変ですね。
細かいトラブルがいくつかあったのですが、業者様だけでなく私にも準備不足や確認不足があったので、色んな意味で貴重な人生経験となりました。


さて、クリニックも6年目に突入です。
これからも本業の訪問診療が唯一の核ですが、在宅医療の普及啓発も今まで以上に注力しないといけません。
和歌山市内は在宅医が増えましたが、県内でも和歌山市から離れれば離れるほど在宅医療を受ける機会は少ないです。
この地域格差の現実に対して、クリニックとして何が出来るかを考えて行動します。

また2年前から社会貢献活動も開始しており、今年は昨年以上の活動をしています。
もし機会があれば本ブログでも紹介したいと思います

クリニックも私自身もリフレッシュが終わりましたので、梅雨や酷暑に負けず、神﨑先生と共にしっかりと自分達の役割を果たします。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

2022-06-02 21:52:23

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