たぶせ在宅クリニック

和歌山市の訪問診療 たぶせ在宅クリニック

〒640-8264 和歌山市湊桶屋町10 M&MビルA号室
TEL 073-424-0207  FAX 073-424-0300

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「〇心」も提供しています

一気に涼しくなりましたね。
今週になって体調を壊しているご本人や家族さんがチラホラいます。
皆さん、お気を付け下さいね。

私の訪問診療は、「〇心」も一緒にお届けしています。
・困ったらいつでも、24時間電話していいですよ
・必要があれば、必ず往診します。
・相談だけでも電話してもいいですよ。
・不安を聞いてほしいだけでもいいですよ。

街のクリニックの院長先生に、こんな対応はないですよね、普通。

ほとんどの方は、在宅医療が初めての経験です。
さらに私が担当する方は、残された時間が短い方が多いです。
「自宅で最期を迎えたいから宜しく」とはっきりおっしゃる方もおられますが、大抵のケースは不安や悩みだらけの状態で在宅医療を開始します。
訪問時や電話の際に、相手の納得が得られることを常に心掛けています。

今日も訪問開始3回目の訪問の方のご家族と、1時間近く話し込みました。
雑談も混じっていましたが、とても大事な内容もありました。
そしてご家族は、自宅で看取る覚悟が固まった様子でした。

「いつでも先生や看護師さんと連絡取れるので、〇心しました。」

〇が何かは、もうお分かりですよね。



(ご家族の許可を得て公開しています)

Kちゃんですが、先日在宅医療がスタートして1年を超えました。
彼女なりのペースですが、成長しています。
視線の動きに、何らかの意思が込められているような気がする時が増えています。

疲れ切った時に訪問する際は、本当に癒されています。
いつもありがとうございます、Kちゃん。
 

2019-09-20 23:00:12

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聴くこと

まだまだ残暑が続きますね。
対策を講じたので、今年は夏バテせずに乗り切れそうです。
皆さまはいかがでしょうか?
さて、訪問診療での「聴く」について書いてみたいと思います。

病院時代の外来では、混んでいる時は十分な診察時間をかけることが出来ませんでした。
その反省から今は出来るだけ一人一人に時間を確保するように様々な工夫しています。
現在は、どんなに短くても一人10分、長い人は30分以上でも対応出来るようになりました。

がん/非がんを問わず、あらゆる悩み・苦痛・症状を訴える本人/家族さんに、まずは「聴く」ことを大事にしています。
「まだ死にたくない」「家族に迷惑を掛けたくない」「食べれない」「寝れない」「痛い」・・・本当に種々の訴えがあります。

なぜ様々な訴えが出るのか、その言葉の奥には原因として何が潜んでいるのか、常に考えながら聴いています。
「食べれない」→点滴やステロイド、「寝れない」→眠剤処方、「痛い」→鎮痛剤処方、だけでは解決出来ません。
訴えをキチンと聴けない医師・看護師ほど、すぐに薬物治療になるような気がします。

クルマを降りた瞬間から、「聴く」ための準備は始まっています。
・駐車スペース→玄関先→玄関→室内に、いつもと変わった点はないか?
・玄関を上がる時の挨拶に対する返事は、いつもと同じか違うか?
・室内に入った瞬間の本人と家族の表情・体の位置を見て、いつもと変わった点はないか?
・開口一番の口調や何を話すのか?話しながらの表情や視線、姿勢、症状に変化はないか? などなど

もちろんキチンと「聴けば」なんでも解決出来るわけではありません。
答え/解決法のない訴えも数多くあります。
しかし「聴く」だけで軽減できる不安や苦痛もあります。

今現在、本人と家族の訴えに対して、難渋しているケースがあります。
原因は複数あり、どうにもならない原因もあります。
いくら聴いても聴いても、薬物を変更しても、びくともしない苦痛です。
自分の力不足を痛感しますが、このようなケースでも最低限出来ることは、逃げずに「聴き」続けることだと考えています。


「聴く」ことは、時間だけでなくパワーと忍耐も必要です。
病院時代より在宅医になってからやや気が長くなったのは、年のせいだけではないと思います・・・きっと^^。

ちなみに「聞く」ではなく「聴く」です。





先日参加した講演会です。
坂口先生の講演会は2回目ですが、流石ベテランの本音トークが全開でした。
当たり前ですが、私はまだまだ足元にも及びませんね・・・。
 

2019-09-09 18:45:00

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看護師さんの募集について

求人情報に書いてある通りですが、パート看護師さんを募集しています。
私の訪問診療の助手的なお仕事です。
当然、私がどんな訪問診療をしているか間近で見ることも出来ます。


「好きな時に」「空いた時間だけ」を希望の方には、こちらが勤務して欲しい日をお知らせしますので、
その中から選んで自由に勤務して頂いたら構いません。
月1回半日だけでもOKです。

「在宅医療に興味はあるけどフルタイムで働くのはちょっと・・・」
「見学だけじゃ物足らない」
「ちょっとしたバイト感覚で」
「休職期間が長いので、通常のクリニック勤務への復帰はちょっと・・・」という人にも向いていると思います。

扶養や控除等の事情がある人は、報酬形態の相談にも柔軟に対応します。
24時間対応のクリニックですが、時間外勤務の依頼はありませんので、ご安心を。


在宅医療は病院医療とは全く異なる世界で、伝統的なしがらみや意味不明なルールはありません。
また私は「クリニック経営のための医療」は、一切しておりません。
(借金は極少額で、併設の薬局や介護関係施設も持っていないからです)
純粋に患者/家族さんのために必要な医療だけを提供していますので、医療者として深いやりがいがあります。

是非、一緒に働いてみませんか。
ご連絡、お待ちしています。

2019-09-01 21:43:09

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多職種連携は・・・

8月のお看取りは既に5人となりましたが、何故か若い人(20代・1名、50代・1名、60代・3名)ばかりです。
それぞれの方にエピソードがありますが、共通するのは5人ともがん患者さんですがほぼ穏やかに亡くなられたことです。
しかもこのうち1名は、笑顔のままで旅立たれました。
若くして亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。

「がんの最期って、とても苦しみながら逝くんでしょ」とよく聞かれます。
決してそんなことはありません。
私自身も苦しみながらの最期は嫌なので、お一人お一人に個別対応した手当てを心掛けることで、極力苦しまずに過ごして頂けるように心掛けています。



先日、とある多職種連携の勉強会に参加して、20分だけ講演もしました。
平日の夜の仕事終わりにも関わらず、大勢の方が参加されていました。

多職種連携は本当に大切なテーマですが、現実には様々な問題があります。
根本的な解決法は難しいのですが、それでも皆さん熱心に聞いて下さっていました。


つい最近、和歌山市役所 地域包括支援課が、開業医とケアマネさんに対して多職種連携のアンケートを実施されました。
その結果が届いたのですが、多くの方が回答され31ページにわたる膨大な意見が挙がっていました。
既に全てに目を通しましたが、あまりにも問題山積で正直どこから手を付けたらいいのか頭を抱えました。

しかしこれらの貴重な意見を「宝の山」と考えて、詳細に解析して今後の多職種連携の改善策の方向性を、関係者と相談する予定です。

少しでも和歌山の在宅医療が発展するように、これも私の役割だと考えています。

 

2019-08-27 18:31:09

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ペットも家族

暑い日々が続きますね。
今年は今のところ夏バテせずに、仕事が出来ています。
皆さまはいかがですか?

興味を引くタイトルの本があったので読みました。



横須賀にある特別養護老人ホームでの出来事を書いた本です。
自宅で飼っていた犬猫と一緒に入所出来る施設って、初めて知りました。
施設の猫として1匹飼っているというのは聞いたことがありますが、和歌山市内にも同様の施設はあるんでしょうか?
ご存知の方がいれば、どなたか教えて下さい。

今まで私がお看取りまでさせて頂いて方々で、残された犬猫が行き場に困るケースは幸いまだありません。
年齢を重ねた犬猫は貰い手が見つからず、現実的には保健所→やむなく殺処分となってしまいます。
今後は行き場に困るケースに遭遇することが予想されますので、私として具体的に何が出来るか考えたいと思います。





最近、初訪問した患者さんのお宅の人懐っこい猫です。
診察時は必ず、ご本人・ご家族・私の真ん中にいて、診察中はずっと見守っています。
そして帰る時も玄関先まで一緒に出て、車が出るのを見送ってくれます。
ご本人・ご家族だけでなく、私も癒されています。
 

2019-08-20 21:06:14

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先輩の見学

研修医に続き、今度は先輩の先生が見学にお越しになりました。
来年、和歌山市内で在宅クリニックの開業を予定されています。

私のクリニックの内部を全てお見せし、訪問診療の実際も見て頂き、私の開業準備や経営的な質問にもお答えしました。
普通は「商売敵」と捉えて、内部を見せて教えることは信じられない人もいるかもしれません。
しかし私の発想は全く逆です。
和歌山の在宅医療を今以上にもっと向上させるためには、質の高い訪問診療が提供出来る同世代の仲間が必要です。
まだまだ在宅医は不足していますから、お互いに共存共栄と切磋琢磨しないといけません。

病院医療との違いを見て頂き、今の時代に即した在宅医療をお互いに提供出来れば、必ず和歌山の在宅医療はもっと発展します。
その目標実現のためには、「商売敵」なんていってられません。

〇先生、一緒に和歌山の在宅医療の発展に従事しましょう。


開業時(2017年6月)に、5年後(2022年)に和歌山の在宅医療が多少でも変わっていることを自分の役割(my mission)にしていました。
少しずつですが、その実現の可能性が高まってきました。
ただの自己満足ですが、本当に嬉しいことですね。



先日の講演会で、私がお看取りをした方の子供さんが聴衆として来て下さっていました。
講演後の質問タイムで自ら手を上げて、嘘偽りのないありのままの講演内容であったと発言してくれました。
Tさんのご家族さん、ありがとうございました。
引き続き、「血の通った暖かい」訪問診療の提供にストイックに努めたいと思います。
 

2019-08-14 22:53:03

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研修医の見学

先日、研修医2年目の先生が見学にお見えになりました。
将来は在宅医を目指しているとのこと。
昨年、和歌山医大の研修医センターでレクチャーした際に参加してくれていて、私の存在を知ったようです。

見学の日の予約は、初回訪問、看取り直前(見学の日の夜に亡くなる)、神経難病、認知症、がん術後の経管栄養、慢性疾患(心不全/リウマチ)など、
バラエティーの富んだ患者さんだったので、非常に中身の濃い見学になりました。

初回訪問・安定期・看取り期、それぞれの時期で対応方法が全く違うことや、ご本人/ご家族の反応や会話、在宅医と本人/家族との距離感などをしっかりと見て頂きました。

移動距離も長くハードな1日でしたが、充実した見学になったと思います。
私より17才若く、私の次の世代の在宅医候補です。
今はしっかりと病院で医師としての経験を積んで、将来バトンタッチ出来ることを楽しみにしています。

私の出来る限りのサポートはさせて頂きますので、N先生また見学に来て下さいね。
そして見学に協力して頂いた患者/家族さん、ありがとうございました。



 

2019-08-10 09:14:08

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7月は

梅雨も終わりましたが、7月は怒涛の訪問ラッシュです。
7月20日の時点で1か月の平均数に到達していました。

昨日はせっかく新規のご相談を頂戴したのですが、お断りしてしまいました。
現在混んでいるのと、私の夏バテ予防に受け持ちの上限数を少しだけ減らしています。
夏バテした昨年の教訓を活かすためでもあります。
その代わり受け持ち患者/家族さんに対しては、夏だからという言い訳はしません。

私のこの方針には批判的な方もおられると思いますが、燃え尽きずに/倒れずに続けるために変更はしません。
医師を増やしたらと言われることもありますが、2人になっても受け持ち数が2倍となれば同じことが起きます。
あと志が同じ方向の医師でないとダメなので、誰でもいいから増やすという事も考えていません。

ご相談頂いたケアマネさん、本当に申し訳ありませんでした。



さて、講演会が重なってきました。
来週は、市民だけの会で初めて講演します。
8月は、教育委員会からの依頼で学校の先生方への講演もあります。
今までは業界人にしか講演したことがないので、ちょっと緊張しています。
しかし地域に在宅医療の裾野を広げるには、必須のイベントと考えています。
今後の私の活動の試金石となる大事な会です。

8月下旬には、某在宅医療介護推進センター主催の会でも短時間の講演します。
また当クリニックのHPを見た研修医の先生が見学にも来てくれます。

新たな出会いを楽しみにしながら、暑さに負けず毎日市内を走り回っています。
 

2019-07-27 11:16:08

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同志

今日は同じ志をもつ医師同期の先生が見学に来てくれました。
彼とは10年以上ぶりの再会です。

彼も私と同じく数年前に和歌山の病院を辞めて、家庭医になるべく現在は他県で修行されています。
一緒に訪問しながら様々な情報交換をして、とても楽しい時間になりました。

同じ分野を専門としているだけあって、私の診療スタイルや密かに工夫している事をすぐに見抜いていました。
彼は来年か再来年には和歌山に戻ってくる予定なので、共に家庭医/在宅医として仕事が出来るのが楽しみでもあり、またお互いに切磋琢磨したいと思います。

T先生、今日は遠方よりわざわざ来てくれてありがとうございました。





先日初めて伊太祁曽駅に行き、スーパー駅長よんたまと面会してきました。
着いた時は寝ていたのですが、起き上がった一瞬の一枚です。
この後また寝てしまいました。
流石、おネコ様・・・。
 

2019-07-19 22:50:52

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障害特性を持つ方の在宅医療③

前回の続きです。

「私たちが自宅で最期まで面倒をみたい」
この方の両親と初めてお会いした時に、希望されたことはたった1つです。

出生時より30数年間、ずっと親子一緒に過ごしてこられました。
部屋には外出や旅行の写真がたくさんありました。
それぞれのエピソードを聞きながら両親の想いを伺っていると、お二人の覚悟は非常に強いものでした。
もしかしたら70歳前後のお二人には、今ならまだ体力的に全力で息子の看病が出来るという気持ちもあったのかもしれません。
そして、私の役割は非常に明確であることをすぐに理解しました。

訪問看護師さんも担当してくれた薬局さんも非常に協力して頂きました。
彼と両親のための在宅医療チームは上手く機能し、看取りまで何のトラブルもなく役割を果たすことが出来ました。
そして多くのことを学ばせてもらえました。

四十九日が過ぎた頃に自宅に弔問に行くと、両親はまだまだ深い悲しみをお持ちでしたが、それでも感謝の言葉を頂戴しました。
自宅の庭には四季折々の花が植えられています。
他の患者さんの訪問のために彼の自宅前を通ることがあるのですが、四季の花が咲いているのを見るとなんだか嬉しくなります。

ご両親は当然でしょうが、私の心の中にも彼はいつもいます。
学びの機会を与えてくれた彼と両親に感謝しながら、これからも日々の訪問診療を続けていきます。





日野原先生は多くのお言葉を遺されていますが、右の本の中に紹介されている1つを紹介します。
「いよいよ患者の死が近いというときに、私たちがしなくてはならないのは、医師としてこの人の命を伸ばすこと以上に何をすべきかを考えることです」

このお言葉に少しでも近づけるように、日々勉強です。


左の本は、今現在呼んでいる本です。
医師/看護師向けの本ですが、現在の日本の緩和ケアの潮流に警鐘を鳴らす一冊です。
読みごたえのある本なので、時間は掛かりますがしっかりと学びたいと思います。
 

2019-07-11 22:41:45

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