院長コラムhead doctor’s blog
在宅医療という選択26.6.14
アジサイが真っ盛りですね。
私が担当している患者さん宅は、何故か花のお世話をしているお宅が多いです。
この時期は玄関先、お庭、室内などあちこちでアジサイを見かけます。
先日、お看取りした患者さん宅に弔問に伺いました。
そこで交わした長男さんとの一幕です。
「先生、大変お世話になりました。人間の最期をじっくりと見るのは初めてでした。お迎えまでにどういう変化があるのはとても勉強になりましたし、医師や看護師が終末期の患者と家族にどういう関わりをされているのかも間近で見せて頂き医療者の仕事が分かりました。」
病院だとリアルタイムで病状変化を見ることは少なく、ましてや医療者が患者さんに処置/ケアをする時は家族さんが真横で見ることはほとんどないですよね。
ところが在宅医療では、私達が何かする時に家族が嫌でなければ真横で見ていることが普通ですし、場合によっては家族さんと一緒にケアを行うことも珍しくありません。
家族さんにとって在宅医療は良くも悪くも全てを目の当たりにする医療です。
生命は有限であるという事実とお迎えまでの様々な変化から目を背けることは出来ません。
普通の日常生活では見ることのない、学校では学べない、普遍・不変の真理です。
在宅医療には家族さんの負担があります。
しかしそれを選んで、私達と共に完遂した人だけが得られる深い学びがあります。
上記のような感想を頂戴すると、私は「また今日から頑張ろう」という想いで一杯になります。
私と共に厳しい現場で活躍してくれる全てのメンバー(看護師、ケアマネージャー、理学療法士、薬剤師、訪問入浴スタッフ、鍼灸師、歯科医、歯科衛生士 and クリニックスタッフ)に感謝です。
